人生の揺れを上手に乗り越える方法〜京都五重塔から見えてきたこと

京都仏閣の耐震と、人生への耐震は同じ【ゆるさ】にある
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東寺の五重塔と、相克寺の蟠龍図(鳴き龍)の特別公開含め、京都ギッシリ。はじめての相克寺は庭も龍も素晴らしく、喧騒が増す京都で、久しぶりの静寂に包まれてきました。
今回、なぜかいまさらながら、すごくひっかかったのが、耐震の工夫。五重塔の耐震技術は有名ですが、三十三間堂のお堂も耐震技術に優れており、そんな説明がとにかく今回は頭に飛び込んできました。
五重塔も、中国からの伝来だと石造りのものがあるわけですが、日本では石造りだと、地震であっけなく崩れてしまいます。いかに地震に耐えられるか、というのは、平安時代からすでに課題になっているわけです。

そこで共通しているキーワードはなんだと思います? それは
【ゆるく、固定している】

ということ。心柱だったり、振り子の役目をする技術だったり、平安時代からこんな工夫が、とびっくりする特別な技術もあるのですが、とにかく、何をおいても、
【ゆるくとめる。かっちり固定しない】
ということが、キーワードになっているんです。
現代の建築でも同様ですが、揺れに対して、しっかり強固な造りだと、揺れを逃がすことができずに壊れてしまいます。東日本大震災の際でも高層ビルがしなっている映像がありますが、
揺れを逃がすために、しならせる余白があること、ゆるく固定して(幅をもたせて)、揺れを逃がすこと、という工夫がされているわけです。なんだか、人生みたいだな、と思いました。
当時の建築の課題は、地震に耐え、建物の寿命をのばすこと、です。
その目的達成のためには、かっちり強固な造りではなく、ゆるくとめられた、ゆるい造りが効果的だと、はるか昔の人はたどり着きました。
人生においても、各自の想い、目的ってありますよね。目的達成のためには、強い意志でもってすすめ、と言われています。とはいえ、その目的に向かう際に、自分が思うようには進まないことが度々あるわけです。
想像もしないところで揺さぶられ、揺らされ、崩れそうになることだってあると思います。そんなとき、どうしてもこうじゃないと、どうしてもこの方法じゃないと、この時までに、何歳までに、こんなふうじゃないといやだ、こうしたい、こうありたい、こうするべきだ、
という強い思いや強い意思が、かえって、人生の揺れに耐えられなくなってしまう、崩壊へとつながる原因になることがあるのではないでしょうか。本当に大きな揺さぶりやショックな出来事が起きた時に、強い意志で対抗しようとしても、自分の意思だけではどうにもならないことがありますよね。強い意思という名の【硬さ】【強固な思い】【視野の狭い見方】のせいで、揺れに耐えられなくなることが大いにあると思うんです。
目的への道はひとつじゃないんだということ、いろんな方法があるはず、こういうやり方でもいいや、今はちょっと落ち着こう、まぁ、なんとかなるよね。
そんな、ともすればちょっといい加減に感じるような、【ゆるさ】を持っている人のほうが、何百年、千年と地震に打ち勝ってきた京都の建物ののように、大きなショックも【揺れに抵抗せず】【しなる】ことで、乗り越えられるのではないでしょうか。三十三間堂の裏側のお堂の説明を読みながら、そんな【ゆるさ】が目的を達成する一番のポイントになるような気がしました。
実際、変化の前は、ちょっと揺れるものですし、生きてれば、出来事に揺さぶられることは起こります。人生に揺さぶられる、周囲に揺さぶられて、苦しくなるときもあります。そんな大きな揺れがきたときほど、自分の中に【ゆるさ】をつくる。【かっちり】さを捨てる。それが結果的に、しなやかに、乗り越えていくヒントになるのだと思います。
地震に抵抗しようと、しっかり強固な造りにするほど、揺れのエネルギーを逃がすことができず、崩れてしまいます。人生においても、揺さぶられるような出来事があったときほど、もとめられるのは、【ゆるさ】なのでしょう。そのことに、はるか昔の京の建築者は気づいていたわけです。
堂々とそびえる55mの五重塔。その存在感とは裏腹に、ゆるく固定され、ゆるく、佇んでいるという事実。

【ゆるさ】ゆえに、はるか昔から、この存在感が存続しているのだと、しみじみ感じてきました。

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このゆるさ、ですが、考え方をかえることだけで、つくれるわけではありません。 このサイトで紹介しているように、 脳に必要な栄養素をしっかり摂取してあげること、 心のための食事方法をとりいれることで、自然と、必要な【ゆるさ】がうまれてきます。

 

肉体からも、心のゆるさ、しなやかさ、は作れるのです。 むしろ、肉体が原因で、心のしなやかさをうしなって、固く何になっている場合もあります。 だから。橋本翔太は、身体からの心のアプローチを伝えたいんです。 ものの考え方も大切。 でも、わかっているけれど、できない、そんな人ほど、足りないのは身体のアプローチ、 栄養素の摂取、サプリメントの活用を取り入れてください。

 

 

 

 

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