あらゆる武器で 心を復活させる! やる気がでないから、死にたい、消えたい、まで。そこからも復活できる。大丈夫

先日、うつ、や心の問題を抱えているときには、心の症状の前に身体(脳やホルモン)の症状であることを知ってほしいこと、西洋のお薬も毛嫌いせずに、上手に活用しましょうという内容を書きました。その上で、肉体と心の根本改善を目指しましょう、と。
https://www.shotablog.com/article/432349363.html

  

そもそも、うつや心の病気は、脳をはじめ、肉体的な原因がかなり関係しており、僕が経験したことから、著書などでも提案しているように、食事(主に血糖値の安定をめざす)と脳のための(ひいては心のための)栄養素の摂取という肉体面の改善、そして認知行動療法(心理エッセイを読む、などもそのひとつ)などで心のクセの改善をして、根本的な部分を改善していかないと、なかなか回復しません。それは事実です。(ここに職場など、環境自体の改善も含まれます)
  
薬だけに頼って本人が何も変わらない(変えない)のでは、仮に回復したように見えても、また再発する恐れもあります。
  

うつや心の問題を克服した人は、前とは違う、習慣や生き方へとシフトした人です。生活習慣、食事や栄養素、考え方のクセ、環境、を少しずつ改善した人です。
  
つまり、先日も書いたように、薬だけに依存して、薬に助けてもらう、薬で治ろう、というスタンスでは、回復への道は遠くなります。
  
しかし。
  
ひどい頭痛でベッドから起き上がれない状態の人が、食生活の改善のために自炊をしたり、本を読んで認知療法に取り組めないのと同じで、うつや心の症状がひどいときには、根本改善のための、具体的な行動をとるのは非常にむずかしいのです。そんなエネルギー残っていないんです。枯れ果ててます。
  
割れるような頭痛を抱えたまま(ひどい心の症状を抱えたまま)、根本改善のために、心の分析をしても、自炊をしても、そんなの長続きするわけありません。
   
 
 
あるいは、今、すごく血圧が高い人は、まずは血圧を下げるお薬を飲むことが、第一ですよね。 その上で、血圧が高くなってしまった原因となっている習慣を改善していけばいいわけです。
  
血圧を下げる薬を飲みながらも、高血圧になるような生活や食事を続ける人は、いつまでもよくなりません。
  

かといって、血圧が高くてキケンな状態なのに、それを放置して、薬を拒否して、生活習慣を変えよう、とするのは、生活習慣が変わって血圧が下がり始めるまえに(時間がかかります)、高血圧のせいで問題が起こる危険をはらんでいます。
  
身体の病気だと、バランスよく考えられるのに、心の病気だと、なんで偏った考え方に固執する人が増えるのでしょうか。
  
高血圧を薬だけで治そうとして、自分は変わる気がないのは問題です。
  
しかし、
キケンな状態を無視して薬を拒否して、綱渡り状態で自分を変えようとするのも、同じく問題です。すくなくとも、2016年のやり方ではありません。
  
まずは、いつもの自分に少しでも近い状態に、身体と心を落ち着かせることが先決。そのときに、西洋のお薬は助けになります。漢方でもいいです。相性がありますから、何種類も試す必要も出てくるでしょう。それは仕方ありません。逆に言えばそれだけ選択肢はあるんです。
  
その上で、落ち着いた心と身体で、原因となっている、今までの肉体と心のクセを、根気強く、ちょっとずつ、改善していけばいいのです。
    
肉体のアプローチなら、この数年とりあげている、
栄養療法もそう。
糖質制限もそう。
ビタミンB群もたんぱく質もたくさんとりたいし、鉄分も必要。
 
心のアプローチなら、前から書いてきたとおり、
心を楽にするための視点や考え方を身につけることも大切。
ヒーリングピアノの活用や、呼吸法などを試してみるのもおすすめです。

心理学や時に仏教の本(特に釈迦の基本の、最初の教え)など、ちょっとずつ、心のクセを変えるために本を読んでみる、などして自分と向き合うことが、回復の一歩になります。

 
けれども、これらは、一度、心と身体をある程度、落ち着かせた上で、取り組めばいいこと。
 
 
今、この2016年に使えるものは、
上手に、道具として活用することが大切なんです。
 
つかえる武器は使ってみる。試してみる。頭ごなしに否定しないこと。
そもそも、心の症状は、原因と結果がはっきりしないことが多いので、回復の過程も、人それぞれです。
 
 
 
ちょっとしたことにイライラしている人の、その些細なイライラさえ、ホルモンバランスなのか、栄養素不足なのが、低血糖なのか、心のクセなのか、あらゆるパターンが考えられます。そしてそれらが絡み合っています。
  
 
それにね、西洋医療も、東洋医療も、民間療法も、問題に悩んできた先代の人たちが、トライ&エラーをしながら、築き上げてきたものです。各分野で、一生懸命築き上げてきた人たちがいます。
 
それは今後も発展しつづけていくものであり、いつだって、未完で、完全なものは現れないでしょう。
 
 
かといって、意味がないのか。 そうではないはずです。
 

各自が信じたいものを、信じればいいと思います。

 
僕は、自分が体験したことを、この身体と心で体験したことを、
発信していきます。逆に、自分が体感、体験したものしか、発信していません。
 
 
 

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